存 在 の 無 い 、 単 細 胞 。
重い身体 重力の所為にして
消えてしまえばいい
その位 胸が潰れて
それでも愛してくれるなら
なんだって信じてやるさ
なんだって
平面の世界
平面の世界
誰も居るようで
居ないんだ
影 あの人の影
突然目の前に現われて
8つと4つ 23と数えた日に
突然目の前に現われて
僕の存在の理由を奪い失くした
いつもそう 決まってそう
生まれる前から
僕が細胞の一部だった頃から
あの人は僕の存在理由を奪っていた
平面の世界
平面の世界
誰も居るようで
居ないんだ
根無し草
底無し沼
果て無き空
終わりなき始まり
莫迦にしてる砂の粒だった頃が誰にでもある
存在なんて曖昧で
この眼も口も耳も鼻も
お前の中に在って僕の中にも在って
お前から僕が生まれる可能性だって事実在った訳だ
兎に角気持ちが悪くって
僕の中に数え切れない無数の僕と
お前と あの人と それから
重い身体 重力の所為にして
消えてしまえばいい
その位 胸が潰れて
それでも愛してくれるなら
なんだって信じてやるさ
なんだって
だからさ
愛してくれよ
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